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第7回「金沢まちづくり塾」
テーマ : 金沢市に公文書館ができる!
スピーカー:石川雅明さん ネットワーク・生活の記憶と記録を育む会・金沢(準) 発起人(’05~)
公文書館とは、どんなものか?
市民の個人的利益や、共同の利益のために、ホントに役に立つか?
どれだけ使いたおせるか!
そのためには、それぞれの立場では何から始めたらよかろうか?
今回発表の目的は、いま騒がれている「現用公文書」の保存・管理と、これにつながる情報公開の権利確保 の有効性と問題点、これに触れつつ、 それと共に、石川・金沢の「公文書館」の問題に焦点をあてられたらな、と思います。
保存期限後(現用→非現用)も「歴史的に重要な公文書等」として、公文書館へ、移行・保存して、市民の公 開需要に応ずべき「公文書館」が、石川・金沢には、全国の水準にまったく遅れて、未だひとつもない状況が、 問題でした。
「非現用公文書」(*1 参照)の能力が著しく欠けるのが、現状なのです。 幸いこの数年、国にせっつかれて、石川県・金沢市は、ようやく公文書館設立への重い腰を上げています。
公文書館の歴史と機能と、問題点を紹介させていただきながら、 これらを一緒に考えてみたいと思います。
注 *1)公文書は、役所で作定規程により作成されたあと、それぞれの文書の性 格・必要から定められた保存期限まで保管され、随所参照できるよう管理され る。
これが「現用」公文書とよばれ、いわゆる「情報公開」の対象。 保存期限が切れた文書は、「非現用」公文書、となるが、毎年膨大に作成され 廃棄か、保存かを待つこととなる。ここで担当官庁の恣的な処分が行われてき た。 更なる保管が必要かどうか、公文書館側からの介入を得て判断されると、本来 なら公文書館へ移管され、目録作成されて公開される。
スピーカー自己紹介
’87(S62)年に、東京より、39 才で帰郷。約 30 年間「世渡り下手な」学習塾親方業の傍ら、 いくつかの活動に関わってきました。 専門の社会教育学の蓄積を生かし、学習活動の専門家として、関わった活動の 「学習・研究」的側面を観察・考察してきました。
また、石川・金沢の郷土史の研究もこの 10 年行い、 「尾張町のむかし、いま、これから」(尾張町商店街振興組合発行/2015 年)の編集も経験しました。 図書館史資料を始め、現用・非現用公文書、ひいては博物館所蔵史資料、地域民間の資・史料ストックの、 “ヘビー・ユーザー”として、過ごしたのです。
主な活動履歴
①国保過重徴収への抵抗(’87~90′)
②不登校おーぷんはうす(’89~95頃’)
③泉野変電所建設反対動(’95頃~98頃)
④県立図書館横断検索不具合是正の取組(‘2002前後)
⑤浅野川洪水大橋ー小橋間浸水原因の究明と対策働き掛け(’07~’012頃)
⑥旧本多町・旧百姓町対象の「デザイン・サーヴェイ」(オレゴン州立大学建築学科フィールドワーク+市役所+金沢市立美大:1965頃)の史資料発掘
(2015~17)
会場:メロメロポッチ
近江町市場内 市姫神社口
2017 年 7 月 5 日(水)pm7:00~8:45
(入場料:300円 ドリンク別途)
主催:金沢まちづくり塾
ご予約:morio-k@r.vodafone.ne.jp TEL:076-234-5556(メロメロポッチ) お問い合わせ、連絡先:三国(076-258-2464)